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Surface Pro 4、ついにリコール。

ここで書くのは初めてなテック記事。

今年の2月から報告が上がり続けていた、我らがSurface Pro4の画面ちらつき問題。本体が熱くなると、画面全体に残像が発生し、全く作業が不可能になります。発売当初からあった類似の問題はソフトウェアでなんとか解決されていましたが、今回の問題はハードウェアの問題だった模様。

Surface Pro4は非常に内部が詰め込まれていて分解修理も不可能だったらしく、唯一の対応は5万円強を支払って本体交換をするのみでした。

昨年5月に買った私のSurface Pro4も保証が切れる5月初頭から同様の不具合が発生。別に動画編集とかバリバリしているわけでなく、軽く動画を再生しながら文章を打っているだけでこの有様です。論文締切直前に発生したときは、発狂しそうになりながらもSurfaceを冷凍庫に放り込んで急冷し、なんとか乗り切りました。

被害者たちがわざわざ独自のサイト (https://flickergate.com/) を立ち上げてマイクロソフトへ抗議していた甲斐もあってか、5月11日についに交換プログラムがマイクロソフトから発表されました(当該のサイトはマイクロソフトと和解したのか、現在アクセス不可でした)。

以下マイクロソフトのHPから引用

>お客様にとって最適な製品とエクスペリエンスを作成することが、弊社の最優先事項です。皆様からのフィードバックに基づいて慎重に調査した後で、ごく一部の Surface Pro 4 デバイスで画面のちらつきが発生していることが判明しましたが、これはファームウェアやドライバー更新プログラムで解決できません。この問題の影響を受けるお客様をサポートするために、購入日から最長 3 年まで、対象となる Surface Pro 4 デバイスを無償で交換いたします。

早速、マイクロソフトに電話。1年以上経過した商品でも、1年以下の無償対応のダイヤル(1>4>1)で対応とのことでした。早速混み合っているらしく、10分ほど待って対応開始。賞状を説明したところ、交換対象かどうか確認して連絡を頂けるとのことでした。

データバックアップをとっておくように、とのことだったのでおそらく問題なく交換されると信じています。

https://gizmodo.com/microsoft-finally-agrees-to-replace-surface-pro-4s-with-1825992970

今後のプロセス。上の米国 GIZMODO の記事によると、交換の場合は先に手元のSurface Pro4を返送し、5~8日後に品質基準に見合った再生品が送られてくるとのこと。

え!?

5~8日間PCが手元からなくなるの!!!!????

「最適なエクスペリエンス」とは程遠いこの対応。どうしたものか……。返品されないリスクや再生品を作るために一定数の Surface をマイクロソフト側に持ちたいのでしょうが、これは痛すぎる…。

しょうがないので、数日間は普段使ってない iPad Airあたりで過ごすことにしましょう…。

それにしても今回の件で思ったのは、品質もまたサービスの一部だと思うこと。前職の鉱山機械の場合、機械の GPI (Goal Performance Index) は生産量。ダンプトラックだとしたら、

(A) 年あたり生産量 (tonne/year) = (B) 一回あたり積載可能量 (tonne/cycle) * (C) 一日あたり可能な(Cycle数 (Cycle/day) * (D)可動可能日数 (day/year)

です。これをPCに当てはめるのは難しい部分もありますが、あえてざっくり書くなら

エクスペリエンス = 性能 * 品質(一年あたり可動可能な時間)

なわけですね。

以前使っていたMacbook Air はその素晴らしい薄さ(性能)もさることながら、バッテリーと一緒に膨らんでも戻るアルミ製のUnibodyやその手触り、(今は過去ですが)素晴らしい安定性を誇った OS X (Snow Leopardは特に)など品質の部分が際立っていました。

渡しの場合、海外で楽譜を見ながら演奏するために iPad AirとMacbook Airの両方を持ち歩くのが嫌だったため、性能に惹かれてSurface Pro4に移行しました。また、Mac OSの負荷の増大による性能劣化や、そもそもMacOSの安定性という品質が著しく低下してきたことも原因だったように思います。

現に元 iOS 開発者の中には最新から2世代前のOSを使うという人もいるくらいです。

どこかに良い品質の 2-in-1 が早く現れることを祈るばかりです…。

#Tech #建設機械

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