

マラカスはなんでも出来る
マラカスと聞いて皆さん、何を思い浮かべるだろう。 カラオケにある、ジャカジャカするやつ。 メキシカンハットをかぶり、髭を生やした褐色のおじさんが、手に持ってるやつ。 ちょっと南米の音楽が好きな人だと、ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブのおじさんが振ってたやつ。 少しGoogle先生に頼ってみよう。”J-Pop マラカス”。 「シモキタ音頭(馬浪マラカス団)」、「花とマラカス(THE MARGALET LOVE)」、「FM79.5 11時〜「ジジイ放談〜怒りのマラカス」 」。 それぞれを聞いていないから実際はわからないが、正直キワモノ感半端ない。「怒りのマラカス」ってなんだ? 振るのか。それとも割るのか? 割ったって、転がっていく中身が見えるわけでもなし、なんにも美味しくないだろうよ。 一番最初に至っては、シモキタどころかシモネタじゃないか(実はこの解釈は、スペイン語的には正当だったりする)。 日本ではこんな散々な扱いのマラカスに対して、すごい情熱を傾ける人たちがいる。それが「マラケーロ / Maraquero」だ。特に僕の師匠が何気なく言った